松原 和寛 2021年新卒入社
ITコンサルタント
遠藤 岳人 2021年新卒入社
ITコンサルタント

CROSS TALK #02

ビジネステクノクラフツ(以下「BTC」)では、年次や職種を問わず、一人ひとりが主体的に挑戦し、経験を通じて着実に力を伸ばしていける環境があります。
若手のうちから責任ある仕事を任され、仲間と切磋琢磨しながら成長していく風土が根づいています。

今回は、2021年入社の同期であり、現在は若手リーダーとして活躍する遠藤と松原が登場。
それぞれの強みを活かしながら前に進む2人が、入社のきっかけから成長の過程、仕事への向き合い方、そしてお互いを支え合う関係性について語り合いました。

入社の決め手

/recruit/wp-content/uploads/2019/01/img_crosstalk_interview02.jpg
松原:

遠藤くんは、なんでこの会社に入ろうと思ったの?

遠藤:

入社の決め手は、やっぱり「人」かな。面接の段階から、一次面接では役員の三浦さんが、最終面接では社長と役員の朝倉さんがご担当だったりして。面接の段階から経営層・役員の方と話せるような会社って、他にはあまりなかったんだよね。
そういう人たちと直接コミュニケーションを取って、お互いの人柄を感じ取れるプロセスがすごく印象的で。

あとは、面接の中で話を聴いてくださる姿勢とか、接し方がすごくいいなって感じたんだ。中小規模ならではの風通しのいい会社で、若手のころからいろいろ挑戦できる環境がいいなと思っていたから、そこもマッチした感じ。

松原:

なるほどね。じゃあ規模とか風通しのよさみたいなところを重視していたの?

遠藤:

実際にはもう少し大きめの会社も受けて、内定をもらっていたんだ。でも、総合的に見てBTCが自分に合うと思って。

松原:

他にもITコンサル系の会社で候補はあったの?

遠藤:

うーん、中小規模のITコンサル系の会社でここだ!という会社があまりなくて。SIerとか開発系は多いけれど、自分が希望していたような「コンサルができて、規模感もちょうどいい会社」っていうのは他に見つけられなかったんだ。だから内定もらってすぐ決めたよ。

松原:

そもそもこの会社を知ったきっかけは、なんだった?

遠藤:

エージェント経由。大企業は自分でも探せたけど、中小規模で、自分の考えに合う会社を見つけるのって難しくて。紹介された中で「ここいいかも」と思えたのがBTCだったんだよね。
松原くんはどうだった?

松原:

僕の場合、もともと大学が国際学部で、ITとは全然関係なかったんだよね。最初は商社志望だったんだけど、就活を進める中で、本当に仕事としてやりたいことなのかと気持ちに迷いがでてきたんだ。

で、どうしようかなって思っていたときに、学生のときプログラミングをちょっとかじったことを思い出したんだよね。友達の会社のWebアプリ開発を少し手伝ったり、母親がやっている英語教室のWebサイトを作ったりしていて。IT自体にはもともと興味があったんだ。

そこからエージェント経由で紹介してもらった会社のひとつにBTCがあって、採用サイトの印象もよかったし、実際に面接を受けたときに「小さいけど堅実そうな会社だな」って感じて。自分に合いそうだなって思ったよ。

遠藤:

へぇ。じゃあエージェントに紹介されるまでは、ITコンサルっていう仕事はあまり想定していなかったの?

松原:

正直、仕事内容はイメージできていなかったし、そこまで強く意識していた訳ではないよ。BTCだと、受託開発とかプロジェクト管理、業務改善とか、いろんなことやっているじゃない?「幅広く経験できそう」っていうのがすごく魅力的に感じたんだよね。

入社時に描いていた目標とキャリアイメージ

/recruit/wp-content/uploads/2019/01/img_crosstalk_interview02_02.jpg
松原:

入社当時って、どんな目標やキャリアをイメージしてた?

遠藤:

正直、あんまり具体的なイメージはなかったかも(笑)。「コンサルって口が達者で頭を使う仕事」みたいなざっくりした印象は持っていたけれど、実際どんな仕事をするのかまでは見えてなかったんだよね。

ただ、研修を通してコンサルの心意気というか、「現場でこう動くんだ」「こう考えるんだ」みたいなことを知って。正直、そのときはちゃんとついていけるかな…って不安もあったんだけどね。

松原:

わかる。最初のうちは「とにかく食らいつくしかない!」みたいな感じだよね。

遠藤:

そうそう。研修が終わってすぐにプロジェクト管理系の案件にアサインされたんだけど、もう必死。周りの先輩たちがクライアントと議論したり、説明したりしている姿を見て、「自分もいつかああなりたいな」って思いながら、がむしゃらにやっていた感じかな。

松原:

僕も最初から「これをやりたい!」みたいな明確な目標はなかったけれど、せっかくITの世界に入るなら、中身をちゃんと理解している人になりたいなと思っていたよ。

遠藤:

松原くん、最初は開発志望だったよね?

松原:

そうそう。さっき話したみたいに、もともとちょっとだけプログラミングをかじっていたから、まずは「作る側」を経験してみたいなと思って。研修でWebアプリを作ったりして、物を作るのは純粋に楽しかったんだよね。
でも、ずっと作り続けるというよりは、そこで得た知見を活かしてコンサルの立場で考えるほうが、自分には合っているなって感じて。だから、「いずれはコンサルタントに」っていうのが、自分の中では自然な流れというか、王道ルートのイメージだったかな。

入社前後の印象の違い・ギャップ

/recruit/wp-content/uploads/2019/01/img_crosstalk_interview02_03.jpg
松原:

IT業界と言ってもいろんな領域や職種があるじゃない?最初は「システムやアプリを開発する」っていう抽象的なイメージしかなかったんだけど、実際はプロジェクト管理などの仕事もあるし、それを知ったのが、この会社に入って最初のギャップだったな。

プロジェクト管理って、いわば開発を支える裏方の仕事なんだよね。開発メンバーが設計したりコーディングしたりしている中で、スケジュールを遅らせず、品質を保ちながら全体を動かしていく。それを実現するための枠組みを作る立場というか。最初は全然見えてなかったけれど、そういう役割があることでシステム開発って成り立っているんだなって気づいた。

遠藤:

たしかに。地味な部分も多いけれど、めちゃくちゃ重要だよね。

松原:

そうそう。さっきも言ったけど、システム開発プロジェクトには、実際はいろんな専門性の人が関わっていて、ハードウェアやOS周りのシステム基盤を構築する人やその上に載るアプリを開発する人だけでなく、開発環境を整備したり、ライブラリ管理・PMOといった部隊もいる。だから飽きない。常に新しい挑戦ができる業界だなって思ったんだよね。入社してようやくIT業界の全体像が見えてきたというか、解像度が上がった感覚だった。

社内の雰囲気にもいい意味でギャップがあったな。小規模だから役員との距離も近いし、社長と直接話す機会もある。そのフラットさは、「この会社にしてよかった」と思えるポイントの一つかも。

遠藤:

僕も社内の雰囲気はいい意味で裏切られたね。入る前は、ITとかコンサルの人たちって頭がよくてクールで、黙々と仕事してるみたいなイメージだったけど、実際はかなりにぎやか(笑)。
歓迎会も開いてくれたし、役員や先輩も気軽に話しかけてくれる。業務中もフランクに相談できる環境だし、昼休みにみんなでご飯に行ったりして。想像以上に明るい職場だったな。

松原:

社風はほんとフランクだよね。

遠藤:

そうそう。仕事中もピリピリしてなくて、チーム全体が穏やかなんだよね。人数が多すぎない分、お互いの顔や名前もちゃんとわかるし、コミュニケーションも活発。これは中小企業ならではのよさかも。

もうひとつ感じたギャップは、相対するお客様側のプロジェクトメンバーは年上の社会人であることが多いんだけど、「社会人だからって完璧ではない部分もあるんだな」ってこと。学生のときは、なんとなく「社会人=完璧にタスクをこなす人たち」って思いがちだったけど、実際には進捗管理や品質管理でフォローが必要なことも多くて。だからこそ泥臭い管理業務をきちんとこなすことが大切ということを実感したよ。

松原:

わかる。コンサルというと組織の上層部に提案したり、大きな課題を解決したりといったキラキラした部分がクローズアップされることが多いけど、実際にやっている僕たちの現場って、けっこう泥臭い(笑)。ルールを守ってもらうために仕組みを考えたり、資料を細かく作り込んだり、何度も説明して理解を得たり。そういう地道な努力の積み重ねでプロジェクトが動いているんだなって。

遠藤:

うん。だからこそ、やりがいもあるんだよね。華やかさだけじゃなくて、現場の人と仕組みを動かす難しさを知れたのは、すごく大きな学びだったな。

入社して変わったこと/成長を実感できた瞬間/印象に残っているエピソード

/recruit/wp-content/uploads/2019/01/img_crosstalk_interview02_04.jpg
遠藤:

松原くんは、入社してから「変わったな」って感じることある?

松原:

そうだね…自分、もともとはあまり人の上に立つタイプじゃなかったんだけど、いまは5〜6人のチームリーダーを任されていて。そこはすごく成長したポイントだと思う。
職位が上がるにつれて、求められる範囲もどんどん広くなっていくんだよね。最初は自分のタスクをやりきることに集中していたけど、次第に「メンバーを動かして成果を出す」っていう視点が必要になって。コンサルタントの職位になると、さらにチーム全体をまとめる立場になるし。
たまたまそういう環境に恵まれたのも大きいけれど、リーダーとして前に立つ経験を通して、自分が引っ張る側になったなって実感しているよ。

遠藤:

うちの会社って、1〜2年目でも職位やスキルに応じてちゃんと難易度を上げてくれるから、気づかないうちに成長していることが多いよね。

僕自身も、「これができるようになった!」って振り返るタイミングはあまりなくて。常に"一歩先"のタスクが与えられるから、常に目標がアップデートされ続ける感覚(笑)。
でも、後輩のメンター面談とかで相談に乗るとき、「あ、前は自分もここで悩んでたな」って気づく瞬間がある。そういうときに、相談される側になったんだなって感じるかな。

松原:

メンター制度もあるし、飲み会の機会も多いよね。節目節目で他のメンバーと話すと、あらためて自分の立ち位置を感じられる。

遠藤:

そうだね。面談とか、プロジェクトの完了打ち上げ、忘年会、内定者懇親会…いろんな場面で先輩後輩と関われるから、会社全体でつながっている感覚が持てるな。

遠藤:

ちなみに、仕事で印象に残っているエピソードは?

松原:

一番覚えているのは、職位が上がってすぐリーダーを任されたときかな。まだ慣れてなくて全部自分で抱え込んじゃったんだよね。ちょうどプロジェクトの計画フェーズが重なって、タフな時期だった。責任感で動いていたけれど、正直かなりしんどかったな。

しかもその時期、ちょうど会社の20周年記念の社員旅行があって。でもあの経験があったから、「自分一人で抱えたら回らない」って気づけたし、仕事の進め方を見直すターニングポイントになったと思う。

遠藤:

あー、あの20周年のときね!僕も思い出した(笑)。20周年記念式典と社員旅行が兼ねていて、場所は沖縄だったんだよね。コロナでしばらく社員旅行がなかったから、あれが久々のイベントで。しかも僕、あの式典の総合司会をやらせてもらったんだ。
初めての経験でめちゃくちゃ緊張したけど、終わったあと「やりきった!」って達成感がすごかった。

松原:

あれは盛り上がったよね!

遠藤:

うん。仕事面だと、やっぱりお客様の前で話すようになったことが印象的かな。
1年目はエクセルで集計とか、サポート的な作業が多かったんだけど、2年目からは顧客の課長や部長クラスの方々に方針を説明する場面も増えて。初めてパワポでオンラインプレゼンしたときなんて、緊張しすぎてカンペ作って読んでた(笑)。

松原:

最初のころの緊張ってすごいよね!

遠藤:

ほんと(笑)。でも何度も経験するうちに、カンペが簡略化したメモになって、最終的には頭の中で整理して話せるようになって。あの頃を思い出すと大分成長したなーと思う。

プライベートでの目標

/recruit/wp-content/uploads/2019/01/img_crosstalk_interview02_05.jpg
松原:

遠藤くんは、この会社に入ってから、プライベートでの目標って何か立てていた?

遠藤:

正直、1~2年目の頃はあんまり先のこと考えてなかったかも(笑)。でも「社会人になったら稼いで、趣味にお金使って、旅行も行きたい」みたいな気持ちはあったんだ。将来的には結婚して家を建てたいとか、そういうざっくりした夢もあったけれど、とにかく当時は「がむしゃらに稼ぎたい!」って感じだったかな。

松原くんはどう?

松原:

僕は、人生の中で1回は日本以外の国で暮らしてみたいって思っていたんだ。日本は好きなんだけど、1年くらいでもいいから、海外で生活してみたいとかね。

ちなみにこの業界って、働く場所にあまり縛られないところがあるじゃない?その点でも自分の価値観と合っていると思うよ。

会社の中でありたい姿と、同期とのつながり

/recruit/wp-content/uploads/2019/01/img_crosstalk_interview02_06.jpg
松原:

遠藤くんは、仕事面で今後どうなっていきたいとか、目標みたいなのはある?

遠藤:

直近の目標でいうと、やっぱりマネージャーになりたいかな。
最近は「管理職になりたくない」って人も多いみたいだけど、僕はチームをまとめて動かしていく立場にちょっと憧れがあるんだ。もともと兄弟では長男だし、学生の頃もリーダーを務める機会が多かったから、会社でも人を引っ張っていける立場になっていきたいと思ってる。

でもそれだけじゃなく、うちの会社のマネージャーの人たちを見ていても、「ああいうキャリアを歩んでいきたいな」って思うことが多くて。将来的には、案件管理とかだけじゃなくて、経営にも関われるような立場を目指したいと思っているよ。

松原:

僕も今、マネージャーの一歩手前の「コンサルタント」って職位だけど、正直マネージャーをガッツリ目指してる感じではなくて。

現場にも関わりながら、チームをまとめる今のポジションがやりがいを感じられて、おもしろいと思えるんだよね。マネージャーを目指すにはまだまだ足りない部分も多いと思うから、いろんな経験を積みたいのと同時に「今の自分がこの先何をしたいのか」を見つめ直している時期かもしれないな。

プロジェクト管理は3~4年やってきたし、これからはもうちょっと横の幅を広げたい気持ちもあって。業務改善とか、開発側にもう一度関わってみるとか。そういう新しい領域にも興味があるよ。

遠藤:

僕たちはちょっと方向性が違っても、お互いに自分のやっていることを俯瞰で見て、次のステップを目指している感じかもね。

松原:

たしかに。同期っていうのもあって、入社したての頃からお互いに意識していた部分はあったよね(笑)。

遠藤:

実際、同じプロジェクトで一緒に働いたことはないんだけど、2~3年目くらいに同じクライアント先で「姉妹案件」みたいなのがあって。定例の会議とかで顔合わせることが多くて、自然と話すようになったんだよね。
お互いにどんな課題を抱えているとか、どう動いているとか、そういう話をしているうちに距離が近くなった気がする。

松原:

今は同期でもあり、友達でもあり、ちょっとライバルでもある。いい関係だよね。

遠藤:

そうだね。仕事以外でも気軽に付き合えるいい関係になれてよかった(笑)。

これから仲間になる方へのメッセージ

遠藤:

松原くんは、これからどんな人と一緒に働きたい?

松原:

やっぱり、ちゃんとコミュニケーションが取れる人かな。あとは、人当たりがいい人。
それに、自主的に動ける人だとうれしい。自分から「こうした方が良いと思うのですが、どうですか?」って提案してくれたり、わからないことは素直に聞いてくれたり。

うちの仕事って、ちょっとした認識のズレが手戻りやトラブルにつながることもあるじゃない。だからこそ、綿密にやりとりしながら進められる人が合っていると思う。

遠藤:

僕も似たように思っていて、「あまり抱え込みすぎない人」がいいかなと思っているよ。率先して質問してくれるとか。

大学4年生って学生の中では最上級生だから、そこから社会人になった途端、プライドがあって「聞けない」とかもあると思うんだ。でも、今はテレワークの場面も増えているし、聞かないと見えないことがたくさんある。だから、恐れずに、いい意味でプライドを手放して泥くさく努力できる人。素直に質問して、一歩ずつ吸収していける人が向いていると思っているよ。

うちの会社はみんないい人ばかりなので、「そんなこと聞くなよ!」みたいな雰囲気は全然ないよね(笑)。ちゃんと答える体制もあるので、安心して成長していけると思う。

松原:

そうだよね。それにIT業界って「理系じゃないと無理かな」と思われがちだけど、そんなことは全然なくて。文系でも理系でも、いろんな職種で活躍できる。だから「なんとなくIT業界に興味があるな」くらいの入口で大丈夫。

コンサルの仕事って泥くさい部分も多いから、そこをしっかり頑張れる人なら、どんどん成長できると思うな。小さい会社だからこそ成果が早く認められて、成長や評価を実感できるのも魅力。モチベーションも保ちやすいと思うし、ぜひ一緒に働けたらうれしいな。

遠藤:

理系・文系の垣根は本当にないよね。松原くんも文系出身だし、未経験から活躍している先輩もたくさんいる。
不安を感じることもあると思うけど、「自分にできるかな」とブレーキをかけずに、まずは一歩踏み出してみてほしいね。きっとその先に、自分らしいキャリアが見えてくると思うから。