CROSS TALK #01
ビジネステクノクラフツ(以下「BTC」)では、一人ひとりの挑戦を後押しし、自らのキャリアを築いていける環境づくりに力を入れています。
年次や経験に関わらず、意欲を持って取り組む社員には大きなチャンスが与えられ、早い段階から責任ある役割を担うことも珍しくありません。
今回は、新卒入社からキャリアを重ね、現在マネージャーとしてチームを牽引する山口と川本が登場。入社のきっかけや、成長の過程で感じた壁、マネージャーとしてのやりがい、そしてこれから目指す姿について語り合いました。
入社の決め手

川本さんは、入社の決め手ってどんなことでしたか?
ITコンサル系の会社をいくつか受けていたんですが、もともと「開発現場も経験したうえでコンサルの仕事がしたい」と思っていて。BTCなら理想のキャリアが描けそうだと感じたのが一番の理由ですね。
もうひとつは、面接の雰囲気。すごく話しやすくて、会社全体の空気も良さそうだなと思って。
いろいろな会社を見る中で、特に重視していたポイントはありました?
やっぱり、開発の経験を積めるかどうか。そこはかなり気にしていました。
山口さんはどんなことが決め手になりましたか?
私も、BTCは面接での雰囲気も良く、一緒に働きたいと思える人がいる点に惹かれました。それと、小さい会社ながら大手企業の案件を手がけている点も魅力的で。
ちなみに、私は最初からコンサル職を志望していたんです。業界的には「まず開発から」という企業も多い中で、BTCは最初からコンサルとしてキャリアを積めるので、自分に合ったキャリアを選べるのが決め手になりました。
山口さんのときは、面接以外でも、会社の雰囲気を知るきっかけってありました?
説明会と一次面接は4〜5人の少人数制でしたし、序盤から社員の方と関わる機会が多くて。他社では「大勢のうちの一人」という印象が強かったけれど、BTCは一人ひとりを見てくれていると感じられました。
私も同じです。説明会がすごくフランクで話しやすかったですし、内定後に若手社員の方と話す場を設けてもらって。
その方が物腰柔らかで、自然体で話せたのが印象に残っています。
入社時に描いていた目標とキャリアイメージ

川本さんは、入社前に「こういう仕事がしたい」みたいなイメージはありましたか?
将来的にITコンサルをやりたいと思っていたものの、仕事内容の具体的なイメージまでは持っていませんでした。
ただ、コンサルって「お客様が困っていることを解決する仕事」という印象があったので、信頼されるコンサルになりたいという気持ちは強かったですね
私も、学生の頃は仕事のイメージってあまり具体的ではなかったです。なんとなく、論理的に考えたり話したりすることが求められる仕事なんだろうな、くらいで。
実際に働いてみると、もちろん論理的な思考は大事ですけど、それ以上に「人と関わる力」がすごく重要なんだなと感じました。思っていたよりも泥臭さもある仕事というか。
たしかに、現場でのコミュニケーションは想像以上に多いですよね。
キャリアイメージという点では、私はさっきも触れた通り、「まずはある程度の期間、開発を経験して、その後コンサルへステップアップする」ような流れをイメージしていました。
入社後に、そのイメージとの違いを感じた部分はありました?
そうですね。山口さんも言っていましたが、開発の経験が絶対条件というわけではないことに気づきました。
私自身は最初の1年ほど開発の現場を経験し、その経験はその後のコンサル案件の基盤として役に立ったと思います。ただ、その一方で、1年の開発経験で分かることは非常に限られるので、むしろ案件を通して自分で考えて動く中で必要な力が身についていった部分が多くあると感じています。
そういう意味で、「開発を知っている=コンサルができる」ではないんだなと思います。
川本さんは学生時代、プログラミングに触れた経験はあったんですか?
まったくなかったです。文系出身で、入社してから研修で初めて触れました。
私のときは2か月くらいの研修があって、社会人としての基礎やプロジェクト管理の研修もありましたが、メインは開発研修でしたね。
BTCは今も研修に力を入れていますし、文系出身の社員が多い印象ですよね。
そうですよね。新卒だと7〜8割くらいは開発未経験じゃないかなと思います。
ちょっとプログラミングをかじったことがある人や、情報系の専攻だった人もいますけど、仕事で使うレベルの知識を持って入社する人はあまり多くないですよね。
山口さんは、入社当初どんなキャリアステップを思い描いていました?
私は最初からコンサル志望だったので、その道を進むつもりでした。
ただ、入ってみると想像以上に「自分で考えて動く力」が求められていて。先輩や上司のサポートはもちろんありますが、「新人でも自分の頭で考えて動く」という姿勢が必要なんだなと。当時はそこがイメージとのギャップでしたね。
「3年目までにこうなりたい」みたいな目標も立てていましたか?
新人の頃はとにかく自分の仕事を一人でできるようになることが目標でしたね。
右も左も分からない状態だったので、まずは自立して仕事を回せるようになる。それが当面のゴールだと思っていました。
入社前後の印象の違い・ギャップ

入社前と入社後で会社や仕事の印象が変わったことってありますか?ギャップを感じた部分など。
そうですね。新人のころから「自分の意見をしっかり持つこと」がすごく大事にされているのは、少し驚きました。
入社前は、ITを専門に学んでいたわけでもなかったので正直不安も大きかったんです。でも研修がしっかりしていて、OJTでも現場で丁寧に教えてもらえたので、未経験からでもこんなに仕事ができるようになるんだ!といい意味でギャップを感じました。
山口さんは研修を終えて、すぐに案件に入ったんですよね?
はい。研修が終わった翌週にはお客様のプロジェクトルームに入りました。タイミングによっては社内プロジェクトからスタートする人もいますが、私はかなり早い段階で現場に出させてもらいました。
すごいスピード感ですね!「自分の意見を持つこと」も含めて、自走する力は会社として大事にしているポイントですよね。
そう思います。もちろん若手のうちは「自走しろ」と言われても難しい部分はあるので、フォローを受けながら少しずつステップアップしていく形ですが、その意識を持つこと自体はとても重視されています。
川本さんは、入社後に感じたギャップってありましたか?
私も、入社前は3年くらい上司や先輩の指示を受けて下積みをしていくのかなと思っていたんですが、実際は想像以上に早い段階で責任のある仕事を任せてもらいました。
2~3年目にはお客様の現場に出て、リーダー層や部長層の方々と直接やり取りをするようになって。最初は「もうそんな立場に!?」という感じで(笑)。
川本さんは社内開発の経験を1年ほど積んで、その後はコンサル案件で現場に出られたんですよね。苦労も多かったのでは?
そうですね。開発の仕事とはまったく違う動き方を求められたので、最初はどう進めればいいか迷うことも多かったです。
でも、自分で考えながら走って、上司に助けていただきながら少しずつ形にしていった感じですね
成長を実感できた瞬間/印象に残っているエピソード

川本さん、入社してから「成長したな」と感じた瞬間ってありましたか?
そうですね。特にここ1〜2年での変化を実感しています。私たちのようなコンサル職では、自分で考えて「これがいい」と思うことをお客様や上司に提案しますよね。でも、正解が一つではない仕事なので、以前はなかなか自分の判断に自信を持てなかったんです。上司に確認して「大丈夫」と言われて初めて安心できる、という感じで。
でも最近は、「自分の考えは大きくずれていない」と思えるようになってきて。自分の判断にある程度の確信を持てるようになったのが、一番の変化ですね。
それはすごい成長ですね! どうして自信を持てるようになったと思いますか?
やっぱり、上司とのやりとりの積み重ねだと思います。
最初のころは、「ここが足りない」「こうしたほうがいい」とフィードバックをもらうことが多かったけれど、経験を重ねるうちに指摘が減っていって。そうした積み重ねの中で、「自分の考え方は合っている」と感じられるようになったのかなと思います。
山口さんはどうですか?特に成長を実感した瞬間ってあります?
私は、2年目の終わりごろに参加したプロジェクトが大きな転機でした。
それまでの仕事は、リーダーや上司の指示を受けて動くことが中心だったんですが、そのプロジェクトではひとつの領域を主担当として任せてもらって、「自分で考え切ってね」と言われたんです。
正直すごく大変でしたが、その経験を通じて「自分で考えながら進める力」や「周囲を見渡して動く力」が身につきました。途中から後輩もついてくれて、指導しながら進めたのもいい経験になりましたね。そのプロジェクトが、今の自分のベースになっていると感じます。
わかります。大きな仕事を任せてもらうことで、一気に成長を感じられますよね!
本当にそう思います。うちの会社は若いうちからチャンスをもらえるので、成長の機会はすごく多いですよね。
じゃあ、これまでの仕事で特に印象に残っているエピソードも聞かせてください。
今お話ししたプロジェクトがまさにそうですね。
担当領域においてお客様の課題をどうすれば解決できるかを考え、真摯に向き合ったことで、仕事の中で頼りにしてもらえる場面も多く、いろんな相談を受けるようになって。プロジェクトを離れる際にはお客様から温かい言葉をいただき、「しっかり貢献できたな」と実感できたのが印象に残っています。
素敵ですね!私も似た経験があります。
2〜3年目のころの案件で、当初はお客様の中にプロジェクトに対してあまり前向きでない方もいらっしゃったんですが、粘り強くコミュニケーションを重ねるうちに信頼関係を築けて。最終的にプロジェクト終了のときには、その方から個人的に感謝の言葉をいただいたんです。
それはうれしいですね!
はい。本当にありがたかったです。自分の関わりで何かしらプラスの変化を生み出せたのかなと思えて、とても印象的な出来事でした。
ちなみに、川本さんは、普段どれくらいの期間のプロジェクトが多いですか?
案件によりますが、私が関わったものだと短いものは数か月程度、長いもので2~3年くらいですね。先ほど山口さんがお話されたプロジェクトは、案件の総期間としてはもっと長かったですよね?
そうですね。あれは4年ほど続いた案件でした!
そのプロジェクトは元々山口さんが先に入っていて、私が途中から関わったんですよね。
はい。2年半ほど関わっていて、川本さんは途中から参画されました。私が先に抜ける形でしたが、同じチームの中でそれぞれが担当領域のリーダーとして動いていて。直接の先輩・後輩というより、並走するような関係でしたね。
長期にわたってお客さんの支援をして信頼関係を築けましたし、各担当領域のリーダとして協働してPJの成功に導く支援ができたことも、とても印象に残っています。
プライベートでの目標

ここからは少しプライベートのお話を。山口さんには、プライベートでの目標ってありますか?
将来的には家を買いたいと思っていて、それがいまの一番の目標ですね。
30歳を超えて、あまり遅くなるとローンも大変そうですし(笑)、数年以内には実現したいなと思っています。
素敵な目標ですね!その思いは入社してから徐々に出てきたんですか?
そうですね、最近になってより強くなりました。もともと「自分の好きな家に住みたい」という気持ちはあったんですが、結婚をしてから、より現実的に考えるようになったという感じです。
川本さんは何かプライベートでの目標ありますか?
私は、仕事だけにならないようにしたいなと思っています。昔から「プライベートもちゃんと充実させたい」という気持ちが強くて。
趣味や好きなことにも時間とお金を使える状態を維持したいですね。
ちなみに、ご趣味はどんなことが?
いっぱいあります(笑)。音楽やお笑いのライブに行ったり、友達とお酒を飲みに行ったり。
楽しそうですね!ライフワークバランスについては、いまの働き方でどう感じていますか?
土日はしっかり休めていますし、バランスはとりやすいと思います。
忙しい時期は少し残業が増えることもありますが、会社として「できるだけ残業を減らそう」「ちゃんと休もう」という方針があるので、プライベートの時間はしっかり確保できているんじゃないかなって。
プライベートの時間を保つために、仕事の進め方で意識していることはありますか?
私たちの仕事って、計画的に進めること自体が大切なんですよね。
だから、自分のタスクも時間内に終えられるようにスケジュールを組んだり、チーム内のタスク配分を調整したりしています。「時間内に終わらせるのも仕事のうち」と思って、日々コントロールするようにしています。
会社での目標/ありたい姿

山口さんは、これから会社の中で目指したい姿や「こうなりたいな」というイメージはありますか?
そうですね。明確に「この人のようになりたい」という具体的な人物像があるわけではないですが、今はマネージャーとしての役割をしっかり果たしながら、会社全体をよりよくしたいと思っています。
下のメンバーを引っ張っていく立場でもあるので、職位に見合った信頼を得られる存在になりたいですね。まだ模索中ではありますが、「この人なら任せられる」と思ってもらえるようになりたいと感じています。
マネージャーになって、もう1年くらいでしたっけ?いろいろと試行錯誤している感じですか?
はい、ちょうど1年くらいです。やっぱりマネージャーになると、それまでと求められることが大きく変わりますね。
以前は「自分の担当プロジェクトで成果を出すこと」が中心でしたが、今は「社内を盛り上げる」「会社全体をどう良くしていくか」といった視点が求められています。
自分の意識も、「個の成果」から「組織としての成長」へと少しずつシフトしてきたように感じます。
責任の範囲が広がる分、視野の持ち方も変わりますよね。
私も「こうなりたい」という姿を考えると、やっぱり社内外から信頼される存在になりたいなと思っています。
一緒に働く上司を見ていても、「これが正しい」「こうすべき」と自分の意見を持ってしっかり伝えられる人って、周囲からの信頼も厚いんですよね。私もそんなふうに、自分の考えを持って主張できる人でありたいです。
川本さんも、マネージャーになってからはいろいろと変化を感じていますか?
そうですね、これまで以上に周囲との関わり方を意識するようになりました。自分が動くだけでなく、チームとしてどう成果を出すかを考えるようになってきたというか。個人としての成長だけじゃなく、チーム全体の成長を支えられるような存在を目指していきたいですね。
これから仲間になる方へのメッセージ
これからどんな仲間と一緒に働きたいと思いますか?
やっぱり「前向きに考えて仕事ができる人」ですね。
できないことがあっても悲観せずに、指摘を素直に受け止めて改善したり、自分なりに考えて動ける人と一緒に働けたらうれしいです。
私も、ほぼ同じことを思っています。やっぱり「前向きさ」って大事ですよね。
慣れない仕事をしていると、失敗することは誰にでもあります。でも、失敗をどう次につなげるかが大事だなと。私自身も仕事の中でそれをすごく実感しています。
そうですね。仕事って経験を重ねることでできるようになる部分も多いので、最初から完璧じゃなくても大丈夫。大切なのは、前向きに取り組んでいく姿勢だと思います。
はい。うまくいかないことがあっても、自分の糧にできる人は強いですね。
では最後に、これから入社を考えている方にメッセージをお願いします。
そうですね。当社は少人数の組織だからこそ、裁量を持っていろんな経験ができるのが魅力です。人間関係もとてもフラットで、誰とでも話しやすい雰囲気があります。そういう環境で、自分の考えを活かしながら働きたい方には、ぴったりだと思いますね。
たしかに、うちの会社は規模がコンパクトで、だからこそコミュニケーションが取りやすいですよね!
一方で、在籍している人材のタイプは本当に多様です。
本当にそうですね!いろんな強みを持った方がいます。
「開発」と「コンサル」の二本柱がある会社なので、開発が得意な人もいれば、コンサルが得意な人もいて。それぞれの専門領域ごとに評価軸が分かれているのも魅力だと思います。
たしかに。自分の得意分野をしっかり評価してもらえますよね!
そうなんです。自分がやりたい方向を伸ばしていきやすい会社なので、ぜひ「こうなりたい」「こういう仕事がしたい」という想いを持って来ていただけたらうれしいです。
そんな前向きな仲間と、これからも一緒に成長していきたいですね!