PROJECT STORY
#02 プロジェクトストーリー

保険会社を
ゼロから立ち上げる

背景
共済契約を取り扱っていたお客様企業は、平成20年8月に生まれ変わり、生命保険会社として歩み始めることになった。共済時代からお付き合いのあった弊社は、生命保険会社の立ち上げおよびその後の部門運営を支援することになった。
特徴

業種:生命保険会社
規模:中規模
領域:部門運営、システム設計・開発・運用
期間:10年以上

ポイント

金融庁の指針に従い、共済会社は2008年までに生命保険会社へ生まれ変わることになった。ビジネステクノクラフツ(以下BTC)は生命保険業務知識及びシステム構築スキルを活かして、ビジネスモデル設計、システム化企画、システム開発を支援した。
生命保険会社立上げ後も、部門運営やシステム保守を長年にわたって支援している。

保険会社立ち上げのプロジェクト会議

人員不足により、保険会社立上げに黄色信号

右肩あがりに急成長を続けた共済会社は、情報システム本部要員が不足しており、自社社員だけで生命保険会社立ち上げに必要な各種作業を実施することは困難であった。

開発要員だけでなく、プロジェクト管理要員も不足しており、要員確保は急務であった。
お客様とベンダーという壁をなくし、一歩前に踏み込んだ会議をする

BTCの知識・経験が可能にした最適なソリューションの実現

共済会社発足当初からご支援していたことから、生保業務知識及びシステム構築スキルを評価され、生命保険立上げプロジェクト発足時に要員増強を依頼された。
BTCメンバーが、お客様の情報システム本部要員の代わりに、本部運営補佐、開発ベンダー管理、業務設計を担当。代理店管理及び旧共済領域のシステム設計・開発、及びヘルプデスクやインフラ施設などの運用業務も担当。

BTCの知識と経験を活かし、ビジネスモデル構築、システム化企画、業務要件定義などの上流工程にITコンサル要員を配置し、システム設計・開発などの下流工程にSE・プログラマーを配置し、上下流一貫したサービスを提供。それにより生命保険会社に最適なソリューションを提案し実現した。

お客様とベンダーという壁をなくし、必要な作業であれば一歩前に踏み込んで実施。そういった小さいことを積み重ねることにより信頼関係を得ることができた。
自社での保険会社立ち上げのミーティング

スケジュール遅延リスクを乗り越え、生命保険会社の誕生金融庁との折衝結果により、業務要件が確定できなかったり、いったん決まった業務要件の変更が幾度となく発生したため、スケジュール遅延リスクもあった。

しかし、その都度今できること・今やるべきことを考え、お客様、他ベンダーとともに実践したことにより、金融庁の指針通り、無事に2008年までに生命保険会社へ生まれ変わる事ができた。
クライアントに最適なソリューションを提案し長期にわたる開発の支援を実現

10年以上続く、継続的な取り組みへ

情報システム本部のマネジメント層のみならず他本部のマネジメント層とも、緊密に連携し、状況に応じて情報システム本部運営をサポートしたことが評価され、結果として10年以上の長期に渡り、安定的に契約を継続することができた(今後も継続見込)。

生命保険会社開業当初、システム設計・開発要員は5名であったが、これまでの経験から最適なソリューションを提案し、実現してきたことや、場合によっては昼夜を問わないハードワークなどが評価され、現在では20名体制でシステム設計・開発の支援を行っている。

【BTCのプロジェクト要員】
● 本部運営補佐・・・・・・・・・・・・ 1名
● 開発ベンダー管理・・・・・・・・・・ 1名
● 業務設計・・・・・・・・・・・・・・ 2名
● システム設計・開発・・・・・・・・・ 10名
● 運用要員・・・・・・・・・・・・・・ 6名