現場で即戦力となるナレッジとノウハウ

ビジネステクノクラフツ(以下当社)の教育研修講座は、自社社員用の社内研修から生まれた、仕事の現場で即戦力となるナレッジとノウハウを抽出したビジネススキル研修です。
スポーツの世界では「名選手、名将にあらず」とよく言われます。良いプレーができる名選手が、必ずしも他のプレイヤーのスキルを育てるのが得意であったり、他のプレイヤーを上手く動かして結果を出せるとは限らない、ということを表しています。 ビジネスの世界でも同じことが言えます。日本でもOJTを採用して実務を現場で習得させる手法が取り入れられてきています。基礎的な知識をOff-JTで習得し、それをベースに実践適用をOJTで習得する、というのがその狙いです。

この手法は確かに計画的に管理された環境下で、適切な業務に従事させることができる場合には有効です。 しかし、プロジェクト型の仕事では、限られた期間の中で一定の成果を挙げることが常に求められる厳しい環境であり、若手社員が「その時期に取得すべき技術や経験が得られる業務」に従事できるとは限りません。 また、Off-JTで得た基礎的知識だけでは、実務との間の乖離が激しく、現場で活躍するスーパーバイザーが、若手を育てる名人とは限りませんから、期待した通りにはOJTでノウハウが習得できないという問題も発生しているのです。

こうした問題に対処するために、私たちは、いわゆる「通り一遍の知識」ではなく、もっと実践に即した、或いは実践から抽出されてきた「ノウハウ」の部分を習得可能な情報として集積してきました。

それらのプロジェクトでの(失敗も含めた)様々な経験は会社の資産であり、当社独自の開発方法論「BRaInS」という形で昇華したり、 BRaInSをベースにプロジェクト終了後に振り返りを行い、次に活かせるノウハウを集積する 「BELIEVE」活動を通じて、若手社員に引き継いできています。

こうした活動の結果、生まれてきた当社のビジネススキル研修は、単に学問的にまとめた知識を教えるという研修ではありません。
当社の現役マネージャが、数多くのプロジェクトに参画した経験を通じて育んできた、生きたナレッジやTIPSを、後進の社員が追体験できるように工夫をしています。 その社内研修をベースに、お客様や協力会社から是非社内で開催したいと依頼されて社外に提供したのが当社のビジネススキル研修の始まりです。