「正直、ITやコンサルに興味があったかと言うと違う」——そう語る古谷さん。明確な志望動機がなかった彼女が、なぜビジネステクノクラフツ(以下、「BTC」)を選び、3年目で重要なプロジェクト管理を任されるまでに成長したのか。その背景には、真摯に向き合う社風と成長を促す環境があった――
BTCを魅力に感じた点は何でしょうか?
役員が学生一人のために時間を割いてアドバイスをくれる、真摯な姿勢。
自分で調べて知ったというよりは、エージェント経由で紹介してもらった企業なんです。もともとあまり何がしたいとか明確にないタイプで、正直に言うとITとかコンサルに興味があったかというと、ちょっと違うんです。
ただ、置かれた環境ではとりあえず頑張れるタイプだったので、どの環境に置けば自分が頑張れるか、自分が成長できるかというところを軸に就活していました。
あまり業界とか会社の規模とかにこだわらずいろいろ面接を受けていたんですが、この会社の面接が一番印象的だったので、この会社に入ったというのが一番の理由です。
最終面接では役員の方に面接していただいて、結構な時間を割いて面接していただきました。面接の中ですぐに私の性格とか本質を見抜かれ、前述の自分のタイプやITへの興味の薄さを言い当てられて、すごくギクッとしたんです。
でも面接の中とか面接が終わった後に、すごく丁寧に私にアドバイスしていただいて。自分一人の学生のためにこんなに時間を割いて、こんなに親身にアドバイスしてくださるこの環境だったら、自分自身も成長できるかなと思いました。
しっかり私のことを見ていただいて、アドバイスしていただいたというところで、この会社に身を置こうと決意した感じですね。面接時間は正確には覚えていないんですが、1時間くらいは会話させていただいたと思います。

BTCの魅力や特徴はどのようなものですか?
深く多角的に考える思考力と、アットホームで挑戦できる環境。
すごく皆さん考えているなというのが魅力というか、会社の特徴かなと思っています。
あらゆる方向からいろんな可能性を考慮して考えているなと思いますし、課題の本質は何かというのを常に考えているなというところが、この会社の魅力とか特徴だと感じています。
最近私もお客様に対して、お客様が抱えている課題の解消に向けて、どういう手段で誰がいつどういうことをするのかを検討したりするんですが、自分が検討したものを上司とかに共有してレビューをしてもらうと、あらゆる角度からの指摘や質問がいっぱい飛んできます。
すごく深く考えた上でレビューとかをしていただけるので、考える幅とか深さがすごいなと感じます。
あとは、アットホームなところはすごくあるかなと思っています。
今のプロジェクトでは週4でリモートワークなので、普段仕事で顔を合わせる機会は少ないんですが、会社でのイベントがあったり、月に1回全体会議で皆さんと顔を合わせる機会があります。皆さんと仲を深める機会を持てていて、アットホームなところはすごく魅力的ですね。
最近だと11月頃に秋イベントがあって、毎年やっているんですが内容は変わります。今回はクルーズ船みたいなのにみんなで乗って、その後バーベキューをしたり。2月には社員旅行があって、どこかに遊びに行く機会もあります。そういう企画も社員がやっているんです。
そして、若手でも活躍できる機会があるというのは魅力の一つだと思っています。お客様に話す機会がすごくあるので、若手でも責任のある仕事を持たせていただけるというのは、すごくこの会社のいいところでもあり、魅力でもあるかなと思っています。

BTCという会社を、端的な言葉で表すとしたらどんな会社でしょうか?
「思考力」を大切にする会社。
やっぱり思考力ですね。本当に考える力というのがこの会社はすごいなと思っています。
私は元々考える力があまりなくて、真剣に考えることを学生の時にしてこなかったんですが、この会社に入ってからそこをすごく感じるようになりました。
広範囲に多角的に深く考えているなというのがすごく印象的で、お客様から質問が飛んできてもすぐにリターンできるように、事前にあらゆるリスクとか可能性を考えた上で、お客様との打ち合わせに臨んでいるなというのをすごく見ていて感じます。
私もそういうのが常識みたいな感じになれればいいなと思っていますし、まだまだ足りないところはあるんですが、その思考力というところは身につけていきたいなと思っている部分ですね。
新人研修の内容はいかがでしたか?
システム開発研修と、印象的な「Good & New」研修。
システム開発の研修は難しかったなという印象と、あとはシステム開発の実際の中身を知ったことで、管理側の立場として開発側はどういうことをしているのかとか、開発側の気持ちが分かるというところはありました。
それ以外に「Good & New」という研修の内容があって、これが印象的に残っているんです。内容は、3分間で24時間以内に起きた良いこととか新しいことを、3分間使ってみんなの前で説明するという研修です。
なぜ印象的かというと、自分しか経験していないこととか把握していないことを、どうやったら相手に伝わるかを考える機会になったからです。それって今の仕事にも通ずる部分があると思うので、あの研修は本当にやって良かったなと思っています。
あとは、アンテナを張ることの重要性をすごく感じました。何も考えずに生きていると、何も得られずに生きていくというか、ただただ時間が過ぎるだけだと思うんです。でも何かに気づいて何かを伝えなければいけないとなると、いろんなところにアンテナを張って、「こういうところを学べるな」とか、そういうアンテナを張る部分が研修期間中はすごくありました。
アンテナを張って生きていくことで学びを得られるんだなということはすごく実感したところですね。

今はどのような業務を担当されているのでしょうか?
金融系企業のシステム開発プロジェクトで、プロジェクト管理業務を担当。
金融系の企業におけるシステム開発のプロジェクトにおいて、プロジェクト管理の業務をしています。
具体的な業務としては、基本的にシステム開発のプロジェクトにおいて、管理ルールが定義された資料があるのですが、その資料を整備するような業務をしています。
現状の課題としては、昔からプロジェクトにいる人が「これまでこうしてきたからこうするよね」という暗黙知化された見えないルールを周りに伝えて作業しているので、その人依存のルールを見える化して形式知化していくために実施しています。
配属したての時は、お客様に進捗状況を報告したりとか、実際にやっている作業の内容を報告するという範囲でしたが、それでも話す機会は割と与えていただいていました。大手企業に勤めている友達の業務内容を聞くと、そこまでお客様と対峙する機会が少ないと聞いたりするので、若いうちから貴重な経験をさせていただいているんだろうなと感じていましたね。
やりがいを感じるのはどんな時ですか?
お客様に喜んでいただけた瞬間。
やっぱりお客様に喜んでいただけた時ですね。
自分が提案したことや、自分が整備した資料がお客様の役に立って、「ありがとう」「助かった」と言っていただけると、本当に嬉しいです。
まだまだ経験も浅くて、できることは限られているんですが、その中でも自分にできることを精一杯やって、それが誰かの役に立っているんだと実感できる瞬間が、一番のやりがいですね。

現在の職種で活躍するために重要なことは何だと思いますか?
若手でも戦える武器は「ファクト(変わらない事実)」。
変わらない事実を集めることがすごく重要なのかなと私は思っています。
相手に伝わる話し方、その人にしか持っていない知見や経験は、やっぱり長い間社会人をしていないと身につかない部分だと思うんです。
上司から「見えない情報を可視化したり、データ化したり、まとめたりして、変わらない事実を持って戦うということは若手でもできることだよ」というアドバイスをいただいて。数字を持って説明することや実際こういう問題が起こっていますという事実を集めること、拾い上げることはすごく重要だと思っています。
学生へのメッセージ
自分の人生についてたくさん考えて、選択してほしい。
私が学生に対して思うのは、自分の人生についてたくさん考えてほしいなということです。
私自身、社会人になるまで本当にあまり何も考えず、割と行き当たりばったりで、とりあえず目の前に置かれたものを頑張ってという感じで生きていたんですが、社会人になると誰も自分の目の前に何か置いてくれるわけではないんです。
仕事はもちろん振っていただいてそれを頑張るという形ではやっているんですが、その人生の中で何を選択してどう行動してどう生きていくかは、社会人になると自分で決めていかないといけないことだと思うので、だからこそ自分の人生をどうしたいかを考えた上で自分の選択をしていってほしいなと思います。
私もまだまだ今考えている最中なので、自分の人生をどうしたいかというのは、そこは考えた方がいいんじゃないかなと思っています。
ただ、自分の社会人としての人生の第一ステップとしてこの会社に入れたことは、私はすごく良かったなと思っています。BTCに入って社会人として重要なことであったり、どうしたらお客様が喜んでくれるのかという視点を教えてくださったりするので、すごく学びになっているなという感覚があります。
たくさんチャレンジできるような環境があり、自分の成長につながっているなという感覚があるので、この会社に入ってすごく良かったかなと思っています。
まだまだ私自身も成長段階なので、うちの会社に入ってきてくれる人は、一緒にチャレンジして成長していきましょう!
