ソリューション事例
超大規模処理におけるSQLパフォーマンス調査及び物理設計監査・改善レビュー
Cases
お客様課題
某メーカー系保守会社の自社システムの再構築プロジェクトにおいて基幹領域の開発Stepに以下の課題に直面。
●システムアーキテクチャ領域の設計・開発のスキル・リソース不足による遅延が顕在化。
●各業務領域の要件精査にリソースを取られ、システムの要であるデータモデリング領域が遅延。
将来的な保守・運用効率の向上を鑑みたアーキテクチャ設計、共通部品の開発ならびに現行システムで各業務APに散在しているデータの集約とシステム全体としてのあるべきデータモデルの設計が急務であった。
プロジェクト概要
基幹領域全体の要件定義を実施の上、全社的に優先度の高い業務領域をフェーズ1、それ以外をフェーズ2として段階リリースする。
システムアーキテクチャ領域・データモデリングについてはフェーズ1内で更に以下のフェーズに分割。
第1フェーズ(3か月)
システム共通基盤構成・共通化方針策定
概念データモデリング・I/O方針策定
第2フェーズ(3か月)
システム共通部品開発・ガイドライン作成・展開
論理データモデリング・変更管理プロセス構築
第3フェーズ(3か月)
詳細設計・製造のフォロー
物理データモデリング・DBA作業
プロジェクト規模
体制(人数)
プロジェクト全体人数:約100名(内当社参画人数:6名)
弊社役割と成果
データモデリングの専門チームとして参画(第1-2フェーズ)
【成果】
データモデル専門チームとして業務APの設計書読み込みならびにヒアリングによりDB要件を吸い上げ、概念データモデルを作成。データモデルにおける課題を解決し論理データモデリングを作成。
同一顧客の重複データの正規化や基幹トランザクションデータの一元管理、契約情報の統合・拡張をデータモデリングで実現した。
システムアーキテクトとして参画(第1-2フェーズ)
【成果】
システムアーキテクトとして、システム基盤設計・共通部品開発の中核を担った。
各業務APの検索系・更新系SQL部分をパターン化し、SQL定義を集中管理することで、データアクセス部分の共通化ならびに品質の均一化を図った。